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昨4日21時からNHKTV1chで、著名な免疫学者多田富雄さんが脳梗塞で倒れてからの壮絶な闘いを、隠すことなく発表されていました。 内科医でもある奥様の手厚い介護の下で、右半身麻痺とそれに伴う嚥下困難と闘う姿が克明に写されていました。喉や口の麻痺に伴う発声困難で、ワープロによる意志疎通に努力されている姿にも胸が熱くなりました。 私も先生の著書「免疫の意味論」を読んだことがありますが、難しい内容を平易な表現で解説されておりました。それでも私には哲学的な内容が理解できない部分がありました。 同じ71才である私が同じ状態になった場合、先生と同じような生き方ができるかどうかわかりませんが、きっと先生の努力の生き方を思い出して、諦めずに私なりに生きる道を見つけたいと思います。 前立腺がんを併発し、既にリンパ節に転移しているおそれがあるのに、なお新作能「原爆忌」を制作され、広島での発表会にも出席されておりました。車椅子生活になってもおしゃれを忘れず、シャツや蝶ネクタイに気遣われる様子にも学びたいと感じました。 皆さん、再放送を是非ご覧下さい。 多田富雄さん略歴 東京大学名誉教授 東京理科大学生命科学研究所長 -------------------------------------------------------------------------------- 千葉大学医学部を卒業し、同大学医学部教授となる。1977年から94年まで東京大学医学部教授。現在、東京大学名誉教授、東京理科大学生命科学研究所長。国際免疫学会連合会長。93年、著書『免疫の意味論』(青土社)で大佛次郎賞を受賞。最新刊の著書『生命の意味論』(新潮社)のほかに『「私」はなぜ存在するか』(哲学書房)、『老いの様式』(誠信書房)、『イタリアの旅から』(誠信書房)、『ビルマの鳥の木』(日本経済新聞社)など編著書が多数ある。生命へのまなざしはつねに深く、またユーモアを感じさせる多才な人。新作能『無明の井』『望恨歌』の作者であり、自ら小鼓を打つ。 |
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